偽随筆 ・ 毒入り・音楽嗜好








谷山浩子 / 海よ】





*注*
今回、かなりの毒舌を吐いています。音楽に関してこだわりのある方、語調のキツさが苦手な方は気分を害される恐れがありますからお避けください。
宗教のことも批判しています。
顔文字もあえて一切使いませんでした。(「何フザけてんの」って言われないために)




前回、ヒップホップ系の音楽が嫌いだと書いたけど、コープランドさんの一存でコメントを閉じていてよかったと思う。そーゆー音楽(ん?音楽?・・・って、また挑発するし)好きな人からメチャクチャに叩かれていたんじゃないかなぁ。
わたしは正直に好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言っただけだ。それは、個人の意見で、何も強要はしていない。
テーゼがあればアンチテーゼもあるのだ(なんかカッコつけてます)
でも、ブログとかって、そういう発言から炎上するのね。燃えないブログのためにもこーいうスタイルでなければわたしには無理なんです。


小説でもそんなふうにさんざん「あれは嫌い、これは好き」って書いたけど、音楽に関してもわたしは偏っている。
まず、最近の音楽は「これは!」って思うようなものが少ないです。だから覚えないし、覚えないから知らない。興味を惹かなければそんなものでしょう?
それにわたしが、いきものがかりやAKBやゆずの話とかしてもおもしろくないでしょうし。
千明ちゃんが崇め奉っている福山雅治さん。下手なことを書いてしまうと今度会った時にコロされそーだから、あんましどーこー書けないけど決して嫌いじゃないの。でも、強烈に惹きつけられるようなものかと言えばそういうものでもない。
福山さんの音楽師匠のSIONさんは好きなアルバムが一枚あって持っているけど。「東京ノクターン」ってタイトル。でも、他のを聞いてもあまりいいって思わないの。「東京ノクターンSIONさん」が好きなのだ。


これまで何度も書いてきたけど、わたしは昭和フェチです。70年代から80年代にかけてのニオイが好き。色んな意味でとても輝いていた時代だったんじゃないかと思う。
現代は退廃しすぎてしまっている、疲弊してしまっている。エネルギーを放出した燃えカスだ。
それがあんな怠惰なヒップホップになる(まだ言ってる)
怠惰とは違うけど、湘○○風はコーラスが最悪に嫌いだった。あのガラの悪さはいくらなんでもないと思う。美しくなさすぎる。旦那に持ったら不幸だろう。
最近の音楽でも決して全てがダメってのじゃなくて、単発的に「わ・・・、カッコいい!」と思うようなものに出くわすこともある。
でも、一人のミュージシャンとして、ひとつのバンドとして認めるほどのものじゃないのね。あくまでも単発的で。
比較として70〜80年代に比べると、という話である。
探せば自分に合ったバンドとかもあるかもしれませんが、探さないとないのです。そーゆーのは隅っこで目立たないように活動してるんです、きっと。向こうから出てきてはくれないのだ。
つまりは、わたしがサボっている。




今年はフレディ・マーキュリーさんが亡くなって20年目だそうです。
彼のキャラクターは決して・・・、なんだけど、ボーカリストとしては偉大な方でした。(初めてクイーンを写真で見た時はショックで寝込みそうになった。他のメンバーはともかくフレディさんが・・・。なんで下で手をグーとパーにしていたのよっ!わけわかんない!・・・攻めと受け?どーしておもしろい服ばかり着るんですか?)


そうですね。最近の洋楽はわたしはもう捨てました。クイーンつながりで、レディガガなんて、ただ下品エロスばかりが先行して、音楽としてはどうとも思わない。車中でFMとか聞いていると、もっと注目されてもよさそうなバンドとかはあまり脚光を浴びていない気がします。
洋楽も70~80年代は華やいでいました、わたし的に(生まれる前だけどねっ。知ったかぶってます)


まぁ、海の向こうのお話はそれとして、国内のことにしぼった方がいいですよね。・・・うん、長くなってしまうし。
まず、ジャパニーズ・パンクが好き。全部好きってわけじゃないけど、聞き減りしそうな感じのタテノリは気に入りやすいんですよ。
ブルーハーツは80年代パンクでも別格な位置にいますね。ヒロトさんとマーシーさんはその後も別のバンドを作っては、現在でもがんばってます。ハイロウズ「青春」なんて懐かしいけど、わたしは「師匠」から借りたブルーハーツの2ndと3rdが好き。(ある思い出から「青空」を聞くとせつなくなってしまうのですが・・・)


ちょっと名前だけ並べてみますね。
BOФWY、ラフィン・ノーズ、ZELDA、GO-BANGS、PINK、シンバルズ、レッド・ウォリアーズ、戸川純さん及びヤプーズ・・・。
80年代に活躍したバンドですが(あ、シンバルズはもっと後かな。土岐麻子さん、ソロでまだやってますから)、まんまパンクだったり、パンク出身だったりした方々ばかりです。
そーゆーニオイを感じとってか、このあたりは好き。(でも、スタークラブは不潔そうで嫌い)
X-JAPANは90年代になるのかなー。メンバーが変わる前、YOSHIKIさんが腰を壊す前の音は好き。「JAPAN」が付く前ね。特にデビュー当時のツノ頭は見た目で圧倒されてしまいます。
もう少し早く生まれていたら、リアルにこのあたりを聞けたのにね。わたしが知っているのは「師匠」の膨大なデータ教育からなのです。

70年フォークも好き。あの貧乏くさい感じに味があるの。
さすがにこのあたりはわりと単発的にしか知らないんだけど、情報の仕入れ方がそうだったから。
学生当時、「師匠」から情報を仕込んだりしていたけど、カセットレコーダーとビデオデッキは必需品なのだ。CDやDVDじゃないの、テープ系なの。
あ、そういえば後になってYou Tubeで知ったんだけど、茶木みやこさんの「泪橋」は・・・、師匠に聞いてもらいたい曲だったなぁ。。。師匠好みの感じなのは間違いないんです。この曲と師匠との思い出はなくとも、歌詞とか部分的に一致してしまったりして、彼を思い出してしまいます。



ちょっと、お話がそれるかもしれないけど、最近発見(?)したんだけど、雨の日に車中で聞くクラシックはすごく相性がいいです。雨は本降りがいいです。
雨の中、車を停めて、ベートーベン「悲愴」なんて聞いたら時間が止まってしまいますよ。




さて、
なーんかずっとあえて避けているような感じになっていますが・・・。
谷山浩子さん。
だって語りだしたらすごく長くなってしまうんですもの。
でもちょっと「さわり」だけね・・・。
わたしはこの人以上の美声の持ち主を知りません。歌声もそうだけど、話す声も。NHK「みんなのうた」ではアニメ声で歌ってますが、声優業はやっていないです。
現在、50代半ばですけど、その声におとろえはないと思います、多分。
「多分」と言うのは、現在をあまりよく知らないから。
数年前に、とある有名宗教団体の信者ということを公表して・・・、わたしは絶望しました。もう、ついていけないと思った。というか、ずっと知らずに聞いていたことがなんか悔しかった。穢れていると思った。騙されたと思った。
もう、音楽と宗教は別!って思うしかないのだけれど、でも・・・、でも・・・・。あの頃と同じように純粋な気持ちで聞けなくなってしまったのだ。これはどうにもならないこと。
わたしは「宗教入らない教」教徒です。そーゆーことには近寄りたくないんです。宗教アレルギーなのだ。(久○○○さんなんて、昔から全っ然おもしろくないし、芸能界の癌だと思っている)そうなったのもその宗教の方々に子供の頃から脅迫されてきたからだ。
文体をマネたり、前髪ぱっつんをマネたり、色々あったけど、もうなんか「向こうの人なんだなぁ」って思ってしまうのですよ。
・・・そうですね、もうこのへんにしておきましょうか。
ここで冒頭の動画につながるのですが・・・。
これまた後になってYou Tubeで発見したものです(よくこんな30年前の音源残っていたなぁ)、ラジオ番組でのピアノ弾き語り、音質はよくないですが、彼女がいかに美声かとわかるものです。中島みゆきさんの曲を歌っています。(他の方の曲を歌っているというのが、まず貴重。そして1980年3月といえば「カントリーガール」がシングルとして初めて世に出た時期というのが、わたし的に興味深いのです)
そして、これを歌っているこの80年、彼女は56年生まれだから、80ひく56で・・・、奇しくも現在のわたしと同い年という偶然。
コレを発見した時は狂喜乱舞、わたし一人で100くらいはカウンターを回していると思う。ヘッドホンで何度も聴いた。コレをアップしてくださった方には本当に感謝です。
ちゃんとしたモノよりも、こういう音源の方が声の善し悪しがよくわかると思う。ごまかしが効かないのだ。じっくり聴くと、なんて優しく深みのある声なんだろうって思います。
レコーディングスタジオできれいに録れば誰だって一定以上のクオリティーに聞かせられるのだから。(実は音痴でもプロになれちゃうんです・・・)