偽随筆 ・ 言葉足らずな人たち



















Stevie Wonder / Part Time Lover】



ビバ!80’s!






















改めましてこんにちは、ソフィアなのです。
相方と共同作業することになってから、ネット上でのやりとりが多いのですが、その中で、
「ウチの極道は主語がないから話していて疲れるんです」
と言っていました。
ある人の悪口をずっと言っていたと思っていたら、何かちょっと話の具合が変。よくよく聞くと、いつの間にか別の誰かの悪口になっていると言うんですね。だから、「いちいちこっちで判別しなきゃならないから脳疲れするんです」って。
極道さんに限らず最近多いみたいですよ、はっきり名指しできないネットの弊害のせいか。


わたしのとこの班長も言葉足らずで困っています。主語が「それ」とか「あれ」ですからわからないんです。「それ取って!ちがう!それじゃなくってそっち!ちがう!それだそれ!ちっ、使えねぇな!」とかなんてしょっちゅうなんです。あのおとなしいい○○さんですら一度「それじゃわからん!」ってキレていたくらいです。
あと、細かいことにはうるさいけど、肝心なことは言わないとか。
やっぱり脳疲れします (;−"−)


そういう人って自覚がないんだと思います。だから治らない。
通じない相手がバカだと思っているのでしょうね・・・。
以前、ふたばで見た本の表紙画像「自分以外はバカの時代」。そこに3コママンガが描いてあったんですよ。
「オレはやるぜ」
「?・・・何を?」
「何かを」
そんなやりとりの。こんなことならあの画像保存しておけばよかったよ (^ω^;)


でも、そういう風潮は今になって始まったことではなく、昔から若者にありがちだったのではないのでしょうか?社会経験が未熟でまだ自分しか見えていないから。
「中2病」というのがありますよね。それも昔からありましたよ、わたしが学生の頃から。自分はものすごく特別な存在で回りの人間とは一線を画しているって感じな考えの人。自分を根拠なく天才だって思いこみたがる人。
それは、彼らにとって自分自身は唯一無二で、回りの人間は無数にいるから特別なはずって思うのでしょう。他の人から見たら彼も一山いくらな人間なのにね。


そんな考えの人の延長が言葉足らずな「主語のない話し方」をするんじゃないかな?だって、そういう人って悪態ばかりついているじゃないですか、回りはバカばかりで自分だけがまともだって。
わたしが物書きをしていた頃よくいたのですが、冒頭から異世界でわけもわからず物語を展開させる方が多かったです。彼らは「その世界」にすでにいるからどんどん話をすすめてゆくのですが、初めて読むこちらとしては何がどうなっているのかさっぱりです。
相方と始めたサイトでもそんな物書きさんが多いです。変っていませんね。


話すにしても書くにしても、聞いたり読んだりする「相手の立場」に立つことができて初めて一般人だと思うのは厳しいことなのでしょうか?みんな「人の身になって行動しなさい」って教育されてきたはずなのに。
当たり前のことができるって、実は難しいのかな?なんて思ってしまいます。