日記 ・ 久しぶりに・・・






ずいぶん怠けてしまって、一ヶ月ぶりくらいの更新です (^ω^;)
あ、コープランドさんとは先週も会いました。わたしの家に襲撃に来たんですよ ( ̄m ̄*)
晩は昔よく行っていたパスタ専門喫茶(なんか変?)で食べようってことになったんだけど、知らない間に更地になってました Σ (゚Д゚;) 不況で個人店はどんどんつぶれてしまって、駅前もシャッター街になりつつあります。おいしいお店だったのに・・・ (つД`)・゚・
デフレだ、不景気だと言われて10年以上は経っている気がします。物心ついた頃から世間は不況で、わたしは好景気という時代を知りません。バブル期ってどんな時代だったのでしょうね・・・?
わたしの記憶では3年くらい前まで、1$=¥120ほどだったと思います。現在¥80前半くらいでしょうか?これって、相当危険だと思うんですけど・・・ (゚_゚i) タラ-
実際、わたしの会社でも海外組が業績不振でずっと「赤」なんですよね (x_x) 内需だけでは限界があります。
難しいことはわからないですが、マクロ経済ってどうにもならない部分があって、好景気に転換する時がきたとしても、その頃にはわたしたちは何歳になってしまってるんでしょう?
・・・なんて、将来の不安を話し合っていました。






まぁ、普段は現実逃避しかできません ( ̄m ̄*) どうすることもできないし、先のことなんてわからないですから。
で、
今回は「先のわかる」お話です。
一時期、ホラー系少女マンガをよく読んでました。まぁ、誰もが一度は通る道ではないでしょうか?
当時すでに巨匠だった伊藤潤二先生はものすごいストーリーテラーだと思いました。発想が奇抜で「よくこんなお話、考えつくなぁ。。。」と思ったものです。
でも普通、慣れてくるとホラー系少女マンガって、最初の数ページで先がなんとなくわかってしまうんですよね。つまり、定型化というかパターンが決まってしまっていて。


え〜〜〜〜、はい。わたしにもそんなお話、ありました ( ̄▽ ̄|||)
データディスクや外付け機器などはコープランドさんの所に置かさせてもらっています、パソコンをいじれない環境のわたしのとこにあってもしかたないですから。「それならわたしのとこに置いたままでいいだろう?」って言ってくれたんですよ。優しいんですよね・・・ (〃∇〃)
それで、「ボツ倉庫」を探したら・・・ありました。やはり、先が読めてしまうから途中まで書きかけて放置されたままになっていました。
続きを簡単に書いて、終わらせてみますね φ(・ω・ )





***** 30分後 *****


はい、適当になってしまいましたが話として完結はしました。コープランドさんのセクハラ(笑)に耐えながら書いてみました。
「最初の数行でオチまでわかってしまうお話」です ( ̄∀ ̄)ノ








【オイデヨ・・・】




「オイデヨ、オイデ…、ココマデオイデ」


真夜中、夢の中で聞こえる声。ぼくを呼んでいるけれど姿は見えない。小さな子供の声なのか、女の子の声なのかよくわからない。


「オイデヨ、オイデ…、ココマデオイデ」
ぼくはそのまま目覚めてしまった。でも声だけは聞こえている。
『どこからだろう?…頭の中に響く感じだけど』
「チガウヨ、ソッチジャナイヨ、コッチダヨ」
くすくす笑うようにぼくを誘う。
窓のカーテンを開けると、満月の光はまぶしいくらいだった。
『かんかん照りの月明かり』、そんな言葉が思い浮かんだ。まぶしさに少し眩むと、拭き残しのような眠気が消し飛んでしまった。
「ソウダヨ、ソノママ…、ホラマドヲアケテゴラン」
ぼくは言葉通りに従っていた。
カラカラと窓を開けると少し冷えた外気に身体を包まれる。
『そうだったんだ…。声は月から聞こえてきているんだ、きっと』


「オイデヨ、オイデ…、ココマデオイデ」
『どうしたら君に会えるの?』
「アルキダシテゴラン」
『ここは二階だよ。できないよ』
ベランダの手すりに手を置くと、手すりはふんわりやわらかな感触がした。
…目覚めたって?違う…、まだぼくは夢の中なんだ。
「キミハナンドモヤッテイルハズダヨ」
そうさ、夢の中ではぼくは空を歩ける。水面を歩くことだってできるんだ。息を止め、目を閉じてぼくは歩き出す、いつもと同じ方法で。


数歩歩いたところで呼吸を整えて目を開けた。
ほら、ぼくは家から少し離れた空中に立っているじゃないか。
あとはいつもと同じ、見えない階段を登るように上っていけばいいんだ。
「ソウソウ、ソレデイインダヨ。オチツイテ」
階段がやわらかくて、ふわふわしているのは、ぼくの心がまだ不安定だからなんだ。
集中していないと、一気に落ちてしまう気がする。ぼくは平らな床を思い浮かべて、同じ高さを歩いていった。


夜の空中散歩。少し寒かったかな?パジャマの上に何か羽織ってきたらよかったよ。
「オイデヨ、オイデ…、ココマデオイデ」
ぼくの身体は透き通るようにうすくなってきた。床も固く安定している。
ぼくはまた階段を思い浮かべると、それを登ってゆく。
「モットウエダヨ、モット、モット」
月に向かって登って行った。一体どんな子なんだろう、ぼくを呼ぶのは。


子供の足じゃ階段を上るのは大変。今は10階のビルくらいの高さかな?下を見ちゃダメ、心が揺らいできっと落ちてしまうから。
「ツカレタノ?」
『うん…。少し休むよ』
ぼくは宙の階段に腰をおろした。
『君は一体誰なの?』
「スグニワカルヨ」
『男の子?女の子?』
「スグニワカルヨ」


かんかん照りと思っていた月明かりは冷たい光だった。やっぱりお日様とは違うんだ。
「オイデヨ、オイデ…、ココマデオイデ」
なんとなく手をさしのべてみたけれど、かすかな風をつかむだけだった。
ぼくは立ち上がるとまた空中の階段を登りだした。
『君はどうしてぼくを呼ぶの?』
「ココマデキテ、イッショニアソボウヨ」
『君はひとりなのかい?』
「ヒトリダヨ」
そうなんだ、きっと友達が欲しかったに違いないんだとぼくは思った。


どれくらい上ったのだろう?
月明かりがまぶしくて星も見えない。空一面に広がるような光がぼくを見ている。息もできないくらい。
『ねぇ、まだなの?君はどこにいるの?』
「ソウダネ、モウスグチカクニイルヨ」
『姿が見えないよ』
「ソッカ…ソレジャ、モウイチダンアガッテゴラン」
やっと会えるんだ。ぼくは階段を一段上った。
とたんにうすく透き通っていたぼくの身体が戻った。それと同時に重さを持ったぼくの身体は、ガラスの階段が粉々になるような音と共に落ちていった。


夢なのかどうかももうわからない。目覚めることもなく、ぼくは墜死体になっていた。
動かない身体だけど、もちろん苦痛はない。死んでいるんだから。
そんなぼくをのぞきこむ子が声をかけてきた。
「ヤットアエタネ…」









はい、がっかりしましたね、今 (^∇^)
オチなんてつけないで、童話とかメルヘン系にしてしまえばもう少しはマシになっていたのかもしれませんが、わたしにはそういうものが書けません。そういうものが書けるようになれば幅も広がるんでしょうけど・・・。
童話とかメルヘンって、どういうものが優れていて、どういうものがダメなのかがわからないのですよ。
きっと心の汚れた大人になってしまったからでしょうね・・・ *_ _)σ



さて、と。
今度はわたしがコープランドさんをくすぐります ( ´艸`)
やっぱり、汚れてますよね。。。