偽随筆 ・ 読書遍歴みたいな感じ






なんか、ちょっとした内輪もめでごたごたしています (;−"−)
コープランドさんも意地っぱりだから・・・
全ての原因はわたしにあるんですけど *_ _)σ



初音ミク / 知床旅情




東映任侠モノってわからないのですが、なんか泣かせるストーリーですね。
この「P」さんの最高傑作とも言われているようです。







これまで何度も書いてきたけど、わたしは流行りモノがあまり好きではないです。なんかねー、安っぽい感じがしてしまうから。
流行作家さんの本なんてまず読まない。ミーハーな感じが嫌なので。と言うか、地味なわたしがそんなお祭り騒ぎに混ざってはいけない気がするの ( ̄、 ̄*)
例えば、誰か話題になったり賞を獲ったりすると、その作家さんに群がるじゃないですか。そーゆーノリが苦手なのです。
それから、恋愛小説も苦手かなぁ・・・、全然読まないワケじゃないけど、いわゆる「うっとり文庫」系とかはダメ、疲れてしまうというか基本的に性に合わない。
自分の書くものはラノベ風なのに、いかにもラノベー!ってのは問題外。せめて小説は日本語で書いてくれないと・・・。珍妙な文脈と意味不明な英文の混ざりについていける年でもないですし。
話がそれるけど、わたし、ヒップホップの類いは音楽として認めていません。むしろ嫌い。
小声でボソボソ歌ってんだか喋ってんだかわかんない駄洒落が生理的に嫌。RUN DMCに謝れーって思いますもん。(好きな人、ごめんなさいっ!><)
・・・いきなり毒舌全開ですね。


でね、
とは言え、あまりにマイナーすぎるものはやはり理解に苦しむの。だから、昔の作家さんの文庫本を発掘するのが好き。当時はそこそこ名の通っていただろう作家さん。
あまり古すぎて「名作」になってしまっていても、それはそれでそんなに好きじゃない。(わがままだなぁ・・・^ω^;)
漱石先生ってすごく普通な感じがして、わたしにとっては「ふーん・・・」なのだ。そこに安心感があってファンの方がいるのでしょうけど。
川端先生「雪国」なんてどこが名作なのかわたしには理解できなかった。無理して読んだ。
太宰先生、死にたがりすぎです。
あ、でも伊藤左千夫先生の「野菊の墓」はかわいそうだった。・・・だけど、名作小説としてはあまり上手な感じはしなかったなぁ、わたしがエラソーに言うのもアレだけど。


それじゃ、どんなところが好みかとゆーと、ずっと遡って・・・
まず、中学生の時に星新一先生のショートショートが教科書に載っていて、読んでびっくりした。「こんな小説ってアリなの!」みたいな衝撃を受けた Σ (゚Д゚;)
中学生の間に星先生の本はずいぶん読んだ。100冊近くは読んだと思うけど、正確にはよくわからない。よく飽きなかったものだと思うけど、飽きなかった。
そのつながりから筒井康隆先生に傾倒してしまったりもした。ものすごく不健全で変態でヒステリックで刺激的で、これまた100冊近く読んだと思う。よく飽きなかったものだと思うけど、飽きなかった。
わたしの書くものはこの二人の作家さんがずいぶん大きく影響していると思います。「まんま」なものもあるくらい。
その後はわりと乱読派になった。古本屋さんに通ってちょっとページをめくったり、カバー裏の紹介文を見て、面白そうなものを手当たりしだいに読んだ。
古本屋さんの片隅コーナーの暗がりで古い紙の匂いに囲まれていると幸せな気分になった。本棚の文庫本がそれぞれにブツブツと独り言をささやいているようで。わたしはそんなつぶやきを聞き分け、無数の本の森でホリダシモノを探していた。
当時わたしを見かけた人は「うゎ、変な女の子がいる」って思われてしまったかもしれません ( ´Д⊂ヽ
そんな場を象徴するような作家さんといえば阿部公房先生。なんだかすごくアヤシゲだった。前衛作家さんってよくわからないけど、「何か」がある気がして面白いのかどうかもよくわからず引き込まれてしまった。薄暗かったけど激情的で。アングラなのだ。
あ、でも代表作のひとつ「砂の女」は名作です。自分的ベスト10なんて、なかなか決められないだろうけど、あの作品は間違いなくランクインします。まず世界観が突飛なんだけど、それが全然不自然じゃないの。本当にそういう集落があるって思ってしまうくらい。読んでいてとてもスリリングでした。(実は「師匠」がこの映画をビデオに録画されたものを偶然持っていたんだけど、他にも色々録画されてて、最後のたぶん5分くらいが切れてしまっていた。めそめそ。モノクロ映画だったけど、とてもいい出来でした。岸田今日子さんが若いの!)
えー、普通に小説好きな方にはおススメです。そんなに長くないですしね。


推理物もたまに読んだけど、森村誠一先生が好きでした。短編ものはほとんど読んだと思います。悲しいお話が多くてせつなかった・・・。
赤川次郎先生はあまり好きじゃなかったけど、それでも10冊くらいは読んで見限った。「Aさんが殺され、Aさんに恨みを持つ、アリバイのないBさんの持ち物から凶器が発見されました。犯人は誰?」・・・Bさんであるはずがない!それが推理物なのだけど、赤川先生はBさんが犯人で逆にびっくりします。


単発的に面白かったお話をあげればキリがないし、忘れてしまっているものもあると思う。
そうですね、ひとつだけ挙げるのなら阿刀田高先生の「岬」という短編。主人公が旅先の名所を回って思い出と重ね合わせる旅情小説なのですが、ラストの短い1行の文で、全てがひっくり返ります。ミステリー小説だったの!って。あれはびっくりだったなぁ。。。
こんなふうにひとつ出してしまうと、我も我もと、椎名誠先生「生還」「米屋の作ったビアガーデン」、高橋克彦先生「緋い記憶」、向田邦子先生「かわうそ」、恩田陸先生の・・・あれは何てタイトルだったかしら?あとほら、あれはなんだっけ・・・。なんて一気に押し寄せてきてしまう。

そうよ。
そもそも、こんなちょっとした短い間に読書遍歴を語ろうっていうのが無理 (;´Д⊂)
何かの折にぽつりぽつりと出してゆくものだと思います。

で、
なんとなくわかったと思いますが、わたしは短編派です。長編小説って読まないこともないけど、中だるみで一緒にだれてしまって・・・。基本的に短編小説の無駄のない切れ味が好きなんです。シャープなのがいいのね、シャープなのが。

でも、最近は本当に読まなくなっちゃったなぁ・・・。
年かしら? (;−"−)