日記 ・ 去りゆく夏の怪談










長渕剛 / 花菱にて】


20年くらい前のアルバム「ライセンス」からの収録曲です。やっぱり80年代なの (^_^) スキ
このアルバムは師匠から(カセットテープで)借りて聞きました。アルバムには大抵、中心曲みたいなのがあって、普通はその曲名がアルバムタイトルにもなっています。このアルバムにも「ライセンス」という曲があるし、シングルカットされてドラマの主題歌にもなった曲もあるのですが、わたしにはこの曲がアルバムの「中心曲」のよーな気がしました・・・。





何の変哲もないドライブ動画ですが、こんな曲にはなかなかオツな感じがします (>▽<)b 狙ってはいないと思うのですが、曇り空が効果的なの。
ただ、固定カメラではないよーなので手ブレが・・・ (;−"−)









改めましてこんにちは、ソフィアなのです。
うん、そーゆーことなのですよ。だから今日はお休みです ( ´艸`)


先週はちょっと疲れてて寝てしまったよ・・・ *_ _)σ
わたしはわりと人がいると眠れない方なのですが、コープランドさんは催眠術を使うんですよー (;−"−) ズルイ・・・
で、
目覚めたら弟と話しているんですよね。コープランドさんは弟とも友達なんです。姉としてわかるんです、気を遣って話しているか自然体で話しているか・・・。
その時話していたのは昔わたしも聞いたことがある怪談話でした。すぐに起きてしまっては話の腰を折ることになってしまうから、オチまで寝たフリしていました (-ω-)
怪談話を聞いている弟が息をのむのが伝わってきます (; ・`д・´)…ゴクリ
今回はそのコープランドさんから聞いた怪談を・・・。
元は松任谷由美さんが話していたそうですから、また聞きになってしまいますが。





ずいぶん昔のお話です。
松任谷由美さんの知り合いであるカメラマン(以後、Aさんとしますね)の体験談です。
Aさんは当時、フリーカメラマンになりたての身でした。ある時、自動車会社から新しく発売される車のイメージ写真を依頼されました。
スタッフを雇い海辺へ行き、構図としては夕景の海が見える浜辺に4WDの車が停まっていて、そばには髪の長い女性が潮風に髪をなびかせて海の方向(後姿)を見て立っているって感じで・・・。海岸沿いに崖が見え、海面は静かに凪いでいます。
で、髪のなびくバランスは瞬間的なものだから、一枚づつ撮影するのではなく、1秒間に何コマも連写して撮って、全体の雰囲気が最もいい感じの写真を狙ったんですね。
そうして、一気にガシャガシャっと撮影。
すると反射板を持っていたスタッフが「今、崖から人が飛び降りませんでした?」と言い出します。他にも「さっきからあの崖に人影があったのは気になっていたし、確かに飛び降りるのも見た」「女の人みたいだった」と目撃したスタッフがいて、これは大変だ!ということで機材を片付け、すぐに崖の上に向かいました。
するとそこには揃えられた靴と遺書があったんです。投身自殺です。
警察に通報し、日は暮れて撮影は結局その一回分だけしか撮れませんでした・・・。


Aさんはかけだしのフリーカメラマンですから自分の現像所を持っていなくて、いきつけの写真館に現像を依頼していました。
後日、その時のフィルムの出来上がりを受け取りに行ったところ、連写で20〜30枚くらい撮ったにもかかわらず、写真屋の店主は数枚しか渡してくれませんでした。
「いえ、他のは変に光が入ってしまってダメでしたから・・・」と。
でもAさんにとってはまた個人でスタッフを集める人件費もあるし、もし機材の故障なら具合を見て修理もしなければならないから、「全部見せてください!」と頼みこみました。店主は渋ってなかなか承諾してくれません。でもAさんもかけだしの身ですから、受けた仕事は責任持って果たさないと次の仕事に差し支えてしまいます。
とうとう店主は、Aさんの熱意に根負けして「こういう商売をしていると、たまにあるんですよね・・・。本来はお客さんに渡さないようにしているのですが・・・」、そう言いながら残り全ての写真を差し出しました。
そこには崖の上に立っている人影があり、写真を見てゆくとその人影が海に飛び降りる様がコマ送りのように写りこんでしまています。
でも、それはその時の状況から当然考えられることだし、これくらい修正でどうにでもなるじゃないか、と思ったそうです。
見てゆくうちに人影は海に落下します。
そして、急にAさんの手が止まり、思わず息をのみました。
「・・・こういうことか!」
海に着水した数枚後に、それまで静かに凪いでいた海面がその一枚だけ、海から百本くらいの手が出ていました。