引きこもり達

土曜日sophiaに会えない場合は日曜に私が会いに行く 決まり事だ



驚いた事にFも来ていた 約束していたのではなく昨日の私の記述を見て爺様の様子が気になったから急に訪ねたそうだ
sophiaの話では爺様と会うのは二度目だと言う 初めて会ったのは小学生の頃、まだ弟君が赤ん坊だったそうだ それだけ疎遠なものだから実感がなかったと言う それはそうだろう
年も70を越えて先はそう長くもなさそうだが「多分泣けないと思うけど泣かないとまずいよね」などと
いやいやいや、それは関係ないだろ 無理に泣く方が白々しい



それはそうと、私が行ったのは昼食の後そのまま喫茶店でコーヒー啜ってだらだらしてからの3時過ぎだったのだが、あの二人で本屋に行って何冊も漫画本を買いこんで読み耽っていた
「『私がモテないのは〜』の新刊が出てるはずだから行ったらついついたくさん買い込んでしまったよ」だそうだ
Fは…失念したが何かカタカナで長ったらしいタイトルの少女漫画を大人買いしていたが、正直私もsophiaと似ていて少女漫画はあまり読まない
少女漫画特有のよくわからない葛藤が理解できないのだ……



私はsophiaのバラ買いしたコミックを漁った なぜか「ドラえもん」まであった
「私が〜」は新刊が2冊?と思ったら、一冊は別の漫画家によるアンソロジーだった
それにしても「ドラえもん」を読むのは何年ぶりか この年になって読むとF先生の偉大さがよくわかる 子供の頃とはまた違った目で読みそう思った 名作とはああいうものなのだろう 時代や年齢を越えて誰が読んでも一定水準以上に楽しめるというのはそんなにあるものではない



sophiaが「騙された!」と声をあげた
M氏に薦められた漫画がエロ系だったと言う
「もこっちが気に入ったのなら呪田さんも気に入ると思います」と言われ、ちょうど新刊の2巻が出たから買ったそうだ
そのわりに真剣な顔して読んでいた ギャグ漫画だろ?
私はお菓子をつまみながら読んだり小鳥と遊んだりしていた それにしても「私が〜」の智子という主人公は下衆な人間だ まるで自分を見ているかのようだ そんな所が愛されている所以なのだろう…
カイジ」のパロディーや「絶望先生」で知ったあの漫画のあのシーンの台詞パロディーなど、まだまだ私には発見できないわかる人にはわかるギャグとかありそうな感じだ
アンソロジーの方も面白かった こういう企画は原作を壊してしまいがちだが全てがそのままだったように思う やはり原作そのものが愛されているからだろうな



結局M氏お薦めのエロギャグ漫画「ぱらいぞ」は借りて帰ってきた
四コマ漫画だから拾い読みしてみたが…下品なギャグだ しかし嫌いではないなw









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