偽随筆 ・ イジメの構図

















太田裕美 / 赤いハイヒール(旧バージョン)】


現在でもたまにテレビなどで見かけますが、60才を越えているんですね、この方 Σ (゚Д゚;)
その歌声に衰えがないのはスゴイことだと思います。
オリジナルのCD音源が「お仕事」されてしまって、なかったので・・・。アレンジとテンポと歌詞の一部が違いますが、これはこれでいいのではないでしょうか?



実はわたし、この曲は谷山浩子さんの代表曲「カントリーガール」のモチーフとされていたとにらんでいるのですよ。
調べると、「赤いハイヒール」は76年の曲で、「カントリーガール」は80年です。谷山さんは当初、自ら歌う気はなく、曲を提供してラクして儲けたかったなどとエッセイで語っていました。
ほぼ同年代の太田裕美さん。谷山さんは彼女にターゲットをしぼって曲をかいていたのでは?と思うくらいに意識しているように思うのですが、どうなんでしょうね (^_^)
















改めましてこんにちは、ソフィアなのです。
ご心配のメッセを例によって、コープランドさん経由でいただきましたが、肋骨のヒビはもうかなりよくなってきました。無理な態勢をとらなければ普通に動けますから大丈夫です (。・ω・)ゞ
・・・ええ、まあ、お仕事中でのケガでしたが、労災にすると非常に面倒ですから、雪が降った日に転んだってことにしてあります。胸と顎を打ったのですが、幸い顎はマスクしていてたいした跡も残らなかったですから。マスクがなければ切れていたとこでしたが、胸は貧乳なので(^ω^;)クッションが効かなかったのかもしれません。


それで今回のテーマなのですが、一連のベッキーさんに関わる騒動についてです。
既婚者との不倫ということで、スキャンダル扱いされるのはしかたのないことでしょう。でも、世間ではどこにでもあるようなお話ですよね・・・。ベッキーさんはイメージとして品行方正な清純派タレントさんでしたから、叩かれ方が相当厳しかったようで、とうとう心労のためにタレント業をお休みするところまで追いつめられてしまいました。
毎日のように報道されているらしいですが、それほど大きく取り上げられる問題なのでしょうか?


以前ある歌舞伎役者の方がある有名タレントさんと結婚するのに、邪魔になった別のタレントさんを捨てました。そして世間で騒がれたのは捨てられたタレントさんの方だったなんてことがありました。
そこには、歌舞伎役者としての擁護や結婚した女性タレントさんの知名度から、三人のうち一番弱い立場の方がスキャンダルみたいな扱いをされてしまったように思いました。本来、一番の被害者であるはずなのに・・・。結婚された強い立場の方々はシャーシャーと祝福されていたのを覚えています。


今回のベッキーさんの件も、マスコミの標的にされてしまったことでの結果であり、最も悪いとされるはずの男性ミュージシャンはそんなに叩かれてはいないように思いました。これは逆に知名度の高さが災いしてしまったケースでもある気がします。マスコミや世間は叩いて一番おもしろそうな方に集中砲火します。
ベッキーさんのしたことは、決して褒められることではありませんが、タレントとしての社会的制裁は充分受けたはずです。それでもしつこく酷評されていたように思うんですよね。


例えば・・・、
「あなたがすごく好きになった方がいるとします。でも、その人は貧乏でした。嫌いになりますか?」
と質問すると「そんな、お金持ちとか貧乏とかに愛は関係ない」という答えが返ってくるのが世間の教科書です。
では、「あなたがすごく好きになった方がいるとします。でも、その方は既婚者でした。嫌いになりますか?」
そうなるとどうでしょう?教科書では倫理的に許されないとされることでしょうね。
でも、当人にとっては同じようなものだと思うのですよ、わたしとしては。「好きなものは好き」という点で。何も「人殺しだった」なんて犯罪的なことが絡んでいるワケではないですし。
ベッキーさんの場合、男性は「奥さんとはうまくいっていない。近々離婚する」と言われていたようです。ちょっと先走ってしまっただけなんじゃないのかなぁ・・・、と思えてならないんですよ。順序としては、離婚してからのお付き合いなら問題はないですからね。


なのに、世間やマスコミは略奪愛みたいに報道しては、彼女を毎日追い込みました。しつこいくらいに、某週刊誌は彼女のスキャンダルを3週にわたって載せただとか。
ここに「イジメの構造」があると思うのです。


「しつこさはイジメ」


コレですね。学校でのイジメも一度くらいなら普通のケンカ扱いで終わるのでしょうが、毎日「しつこく」するからイジメになり、そのしつこさから逃れるために死に至る場合だってあるんです。
わたしはプロフィールにも書いたと思いますが、しつこい人やくどい人が嫌いです。陰険な感じがイヤなんです。
また、不倫報道の後に気丈にも生番組を無理して笑顔でがんばって出演していたということも、「殴っても泣かないからさらに殴る」みたいに、もう暴力的な感じにまで加熱報道されました。


ベッキーさんも、しつこさから心労になり、休業することになったと思います。充分に社会的制裁を受けてCMのうちきりなどの被害もあったりしていたのに・・・。罪と罰のアンバランスを感じてなりません。
世間ではよくあることなのに、そうして叩く方々はそんなにあれこれ言うほど自分はキレイに生きていますか?
芸能界とはそういう業界でもあります。いっそベッキーさんは復帰しない方が幸せな人生を送れるような気がします。元々、お金持ちのお嬢様らしいですから、生活には困らないでしょう?いい方だってすぐに見つかるはずです。
イジメからは逃げるのが手っ取り早いのです。戦うのは並大抵な精神力ではやっていけないもの。弱っているとすぐ集中砲火する世間やマスコミが嫌い。ちょっと口答えすると大袈裟に取りだたされて、しつこくその一言を言い続けられたりします。まるでそれだけで反省していないかのように。


わたしのような意見はマイノリティなのでしょうか?
いい加減に彼女をそっとしておいてあげる人道的な考えには至らないのでしょうか・・・?