偽随筆 ・ リスカとか・・・



















【Naomile / 涙そうそう


ナオミールって名より、Little whisperって呼び方の方が好きなんですけどね。
レゲエ調カバーです。夏ですから。


















改めましてこんにちは、ソフィアなのです。
・・・・・・・。
コープランドさん、自ら書いてしまったんですね・・・。
先週とかも三人でいたりしたけど、わりとアレでして。コープランドさん、辛いはずなのに、わたしたちにレズってくるから。それは好きだけど、大好きだけど、チューとかはいかがなモノかと・・・。きっとさみしかったりするんでしょう。
わたしたちはただこの人のケアをしなければ、できるのはわたしたちしかいないっ!て使命感があるんです。
わたしが何か言いかけると「わかっている、その気持ちだけで充分すぎるくらいだ」って。だから、泣きそうになるんです。
許可を得ているから書くけど、お母さんの件は不明瞭なんです。本人は足を滑らせて海に落ちたと言っているらしいんですけど、履物が揃えてあったとか、でも遺書はなかったからやっぱりそうなのかなとか。
結局、全てはご本人の中なんですよね。。。


コープランドさんは「そんなことより、いつもの調子で更新してくれ」って言うけれど、ちょっとそんな気分にはなれないです・・・。
同じような題材で、リスカ・・・、リストカットのことでも、と思います。気分のいいお話ではないですから、この先は薦められない内容になります。


わたしが初めてカットしたのは小学6年生だったと思います。その時の感想(?)は、全然痛みを感じなくてびっくり、というものでした。
全く痛くないから、どんどんエスカレートしてしまった感じでしたね。
中学1年の時、わたしの部屋で手首を見つめていて、弟がいて・・・。そのあたりの記憶がどうもはっきりしないのです。なぜそんな状況になっていたのか。ともかく、いつものようにカッターでシュッ、シュッとカットすると血がどくどくと流れます。わたしはうっとりとしてその様を見ていたら、ずっと見ていた弟が泣きだして「死んじゃうよ!やだ!やめてよー!」って、いきなりしがみついてきたんです。
当時弟は小学校にあがるかどうかという年齢だったはずです。
なぜか急に悲しくなって、弟と抱き合って血まみれになって泣きました。
以来、自宅でのカットは充分周囲に注意・・・、というかあまり家ではやらなくなりましたね。学校のトイレとか、屋上とか・・・。


リスカで死ぬなんてことは、よほど条件や切り方が深くなければ死にませんよ。それにしたって、手当されてしまえばただのケガです。
でも、世間では「リスカ=自殺」なんて誤解があって、本当に違うのにやりにくいものだと思いました。でも、流れ出る血液を見ていると、こころのどこかで「このまま死んでしまえたら、このまま消えたい」という気持ちがあったことも否定はできません。
あれは癖ですね。一時的に毎日のようにカットしたり、急にやらなくなってずっと経って、また思い出したかのように一回やってしまうと毎日になったりとか。
いつごろからか、カットすると外科に連れられて縫合するのですが、「自分でわざと切った場合は保険がきかない」というお話を聞いてからは、家族に迷惑かけたくなくって、切ってもお医者に行かずリストバンドで隠すようになりました。
縫合すると傷跡は線のように目立たない跡しか残りませんが、放置していた傷は治ってもとても目立ちます。わたしの左手首から腕にかけての傷は目立つ傷が多くなり、回りの目もヒク感じになりました。


中1の時、心療科で鬱病の診断を受けてもう15年とかになります。お薬も一時期に比べたらずいぶん減り、軽くなりましたが全く断つことはできていません。飲んでいないと不安なんです。


わたしがリスカを完全にやめたのは高校2年の時でした。
前にも書いたような・・・。どうだったかな?
教室にいて、なんかモヤモヤしてきて、スクッと立って自然な感じに屋上に行きました。・・・それをしっかり見ていた人がいるのも知らずに。
当時、カッターは常に段ボールとか裁断する大き目のを持っていて、軽く10本くらい切りました。血の出方が気に入りません。持ち方を逆手持ちにしてもっと深く切ると、やっとどくどくと溢れてきました。
不意に後ろで声がしました。「それは・・・痛くないのか?あまり痛そうにはしてないが」
コープランドさんでした。
隠すまでもなく、わたしの腕は傷だらけだから知られてはいるのはわかっていたけど、現場を抑えられたのはとても気まずく、反応に困ってわざと明るい口調で「痛くないんだよ!たいしたことじゃないし!」とか言っていました。
コープランドさんは黙ってすぐ近くの段に腰かけて・・・、と思ったら咄嗟にわたしからカッターを取り上げて、自分の手首を深くカットしてしまいました。びっくりした。
「・・・なるほど、ほとんど痛みはないものなんだな」
その先はよく覚えていませんが、大泣きしながらハンカチでコープランドさんの腕を縛ったり、抱きついて二人とも血だらけでわたしだけ泣いていて、授業もサボってしまったんじゃなかったかなー・・・。何を話していたのかも覚えていません。
ただ、こんなことをしていたらこの人はまたやりかねないと思った。それが最後のリスカとなりました。


コープランドさんの傷は縫合しましたがわりと目立つように残ってしまいました。カットの仕方が慣れないものだから変に切ってしまったからだと思います。
わたしのせいで跡を残してしまったことは一生の悔いです。なのに、謝っても「そう言うな、まぁタトゥーみたいな感じでわたしは気に入っているぞ」なんて言うんですよ、この人。
なんか「イタリアのマフィアは同じ所を傷つけ合って仲間と誓うものだ」とか、変なお話したり。どこでそんな知識を・・・。


でも、この人らしい不器用な思い出話で・・・。当時は口数とか少ない人だったもの。
「ゆ○○には大きな借りを作ってしまっているから・・・」って言うと、「またそれを言う、つまんねぇぞ!」ってスカートをめくるんです。
変な人だけど、大好きだから。。。